2がつ 20にち 歌舞伎 の日です。
きょうもいちにち おつかれさまでした。
たんじょうびのかた おめでとうございます( *´艸`)
今日は競馬のお話を。
2月。卒業シーズンを迎え、競馬学校も卒業式が行われました。春から、女性騎手がまたひとりデビューします。
大江原比呂(おおえはら ひろ)さんという可愛い系の女の子です。1年遅れての卒業となりましたが、そのぶん強い想いを秘めているはず。その想いを力にして活躍してほしいと思います。
そして2月といえば、春の3歳クラシックに向けて、芽が出る頃です。
若駒たちが走るレース戦では、これからの馬たちの姿が。
きさらぎ賞というレースで、ウォーターリヒトという馬を知りました。
調教師は河内洋。
私は、少しノスタルジーな気持ちになりました。
河内調教師は、来年、定年を迎えます。
河内調教師は、昭和生まれの競馬ファンなら誰でも知っている有名な騎手です。
通算勝利2140勝。G124勝。難しい牝馬をたやすく乗りこなし、優れた競馬技術を持つ騎手でした。
人格者としても知られています。パワハラの概念のない時代に人格者であることは、中々できないことです。
2000年、名馬アグネスフライトでダービージョッキーになったときは、競馬場は祝福の嵐に包まれました。
調教師となってからも、馬と人を大切にされてきました。
ただ、管理馬を日本ダービーに出走させたことはありませんでした。
きさらぎ賞はビザンチンドリームという強そうな馬がでんと構えています。
ウォーターリヒトは10番人気。
ーーあ、これは無理だわ。来るわけないわ。
私は持ち前の圧倒的冷たさで忘れることにしました。
ーーでも河内さんにとっては、ウォーターリヒトは最後の希望の光なんやろうなぁ。ここで賞金を加算して、ダービーに出たいはず……でも、さすがにねぇ。
もやもやが残る中、なんとなくいつもお世話になっている、netkeibaさんの掲示板を眺めてみました。
この掲示板はコンプラに寛大なので気分がスッキリするし、馬の状況がわかりやすいため、私はけっこう目を通します。
ウォーターリヒトの掲示板の中で、とあるコメントが自分の目に飛び込みました。
「河内の夢なら のるしかないやろ」
ーーそうだ。
私は別に、大きな基盤がある牧場で生まれ、外厩制度で強くなって、絶大な腕のある騎手がいつも確保されていて、輝かしい成績をおさめる、そんな馬を応援したいわけじゃない。
私は、もっと自由に、好きな形で、競馬を楽しみたいんだ。
ウォーターリヒトと河内調教師の夢を応援したら、きっと楽しいじゃないか。ダービーにでられたら。
で、そのきさらぎ賞の結果がどうなったかというと、彼、2着まで来たんですよ!!
もう鞍上の幸騎手が物凄い技術と強気な騎乗でした。
最後の直線になる前に、外から馬群の内に突っ込んでいました。その結果、コーナーワークの短縮に繋がり、ウォーターリヒトの末脚を活かすことができたのです。
でもなぜ、こんなリスクのある行動を?
それは、幸騎手が、過去3戦この馬の手綱をにぎり、末脚があると知っていたから。
その力を信じていたから。本気で勝利を目指しているから。
一方のウォーターリヒトは物凄い勝負根性を見せました。
今、自分はなにをするべきか、自分の役割に気づいているかのようでした。
周りの馬をハナ差、クビ差で制しましたが、おそらく大外のビザンチンドリームに気がつかずハナ差で差されてしまったのです……。
ちなみに馬券は外しました。一着買ってない(笑)
ウォーターリヒトの次回の予定は、現在、3月17日の中山行われるスプリングカップの予定です。河内調教師のダービー出走への夢の軌跡を見たいので、現地に行こうかと考えています。
それぞれの楽しみ方を見つけて、競馬を楽しむ方が増えることを願っております。
お読みいただき、ありがとうございました!
ではまたね!