いちごとうふとらっく

昭和と平成が抜けないアラフォーのブログ。更年期な日々をつぶやいたり、好きなことを語ったり。

競馬のおはなし①上村洋行調教師

4がつ 4 にち しあわせ の日です。

きょうもいちにち おつかれさまでした。

たんじょうびのかた おめでとうございます( *´艸`)

 

今回はGI大阪杯を制した、上村調教師のお話。

「はじまりは競馬ゲームから」

上村調教師を知ったきっかけは、ウイニングポストという競馬ゲーム

当時小学生だった私はその競馬ゲームの中で騎手という存在を知りました。

当時は外国人騎手が来日することも珍しかった時代。JRAの新時代を迎えるかのように、20歳前半の若い騎手たちが活躍する面白い時代でした。

「第一印象は、茶髪・きのこ頭・きつね目」

私が最初に応援した騎手は、当時22歳だった上村洋行(うえむらひろゆき)騎手です。

(個人的イメージです)

 

ふわんとした茶髪に鋭いきつね目。ただ笑顔が親しみやすく、怖い印象はなかったです。

「ヤンキーじゃないけどやんちゃ系」といったところでしょうか。

向上心は高く、若くしてアイルランドまで武者修行に行くような騎手でした。

サイレンススズカ

無事に修行を終えると(競馬雑誌の対談によると、そうとう辛かったようです)、サイレンススズカと出会います。

サイレンススズカの才能を秒で見抜いた上村騎手。大長編小説前中後編3冊分かくや、月にタッチできるような情熱で主戦騎手を務めました。サイレンススズカを正統派の名馬にしようと彼と向き合っていました。

サイレンススズカは正統派の馬とかけ離れてます。

結論をいえば、主戦交代の運びに。自然な感じで武豊騎手が主戦を務め、「騎手が押さえず大逃げするスタイル」が結果に繋がり大活躍。サイレンススズカ武豊は伝説のコンビとなりました。

「GI制覇」

その後、目の病気を患ってしまい、そこまで騎乗数に恵まれることはありませんでした。しかしあきらめずに騎手生活を続け、スリープレスナイトスプリンターズSを制し、念願のGIジョッキーになったのです。

プライベートでは、「この人と結婚したら幸せになれる」と断言する相手とご結婚され、のちに開設したブログ上ではどうみても幸せそうで、いいお父さんで、ほのぼのしていました。

 

「調教師デビュー」

2019年の春に調教師になりました。

久しぶりに写真で拝見した上村騎手、もとい師の姿は……、

 

賢そう!!

 

あのやんちゃで、行動的で、まっすぐな想いでサイレンススズカを心底愛していたあの上村騎手って……こんなお顔でしたか!?(本当にすみません)

 

「調教師としてもGI制覇」

さらに季節は流れて、順調に経験を積んでいって。

2023年日本ダービーベラジオペラとともに参戦。

いつかサイレンススズカと夢を掴みかけた舞台で4着に。

翌年2024年、GI大阪杯にて同馬で勝利をつかみました。

 

鈍色の空の下で、ウィナーズサークルに向かう後ろ姿に、必死で生きてきた人だけがまとう美しさを見ました。

思えばサイレンススズカの手綱を掴んでいたころ。

おそらく、サイレンススズカの能力を信じ、能力をどうしたら引き出せるかを日々考えていたはずです。その時間も情熱も苦しみも私たちの想像を超えるはずです。

そんな日々こそが、上村調教師の資質を引き出して、今に繋げているかと思うと、この世界は、素晴らしいと思います。

 

「上村調教師の名言」

 

最後に、上村調教師の騎手時代のブログを抜粋いたします。

私の語彙力では言葉の価値を下げるだけなので、感想は書かないでおこうと思います。

 

ある日のブログ:

「角田厩舎の馬が実際にトレセンで走ってるのを見て、




仲良くさせてもらっていた「角田君」が、いよいよ本当に




「角田先生」になるんやなあと実感した今日このごろ笑




僕もいつか角田先生みたいに調教師になりたいし、




なるつもりなんだけど、そのためには、




この数年のうちに、勉強始めなアカンなあ…




ちゃんと、できるやろか……」

 

ある日のブログその2:

「このたび、JRAの調教師試験に合格しました!

現役時代から通算して5回目の挑戦で、やっと合格することができました。長かった・・・。


調教師になるという目標を現実にするため、現役を引退してからというものの、調教の合間に厩舎で勉強、家に帰ってからも勉強の日々。

毎日、8時間ぐらいはペンを持ってたんじゃないかなあ。

それでもなかなか受からず、5回目で初めて一次を突破してからというものの、今度は二次で落ちたら意味がないというプレッシャーが出てきて。

さっき、嫁さんからJRAのホームページに合格発表が出てると聞いて、ドキドキしながら名前があるのを確認しました。

ホンマ、良かったわあ・・・。」

 

 
お読みいただき有難うございました!