3がつ 5 にち さんご の日です。
きょうもいちにち おつかれさまでした。
たんじょうびのかた おめでとうございます( *´艸`)
久々に市内のヴィレッジヴァンガードに行きました。
私がヴィレヴァン好きになったのは20代の頃。暗くてダサい自分に一時の夢を見させてくれるような、想像力を刺激するお店だったから。
しかし、今回、入店直後から違和感が……。
ドラえもんコーナー目当てによく通っていたヴィレヴァンは、照明暗め、通路狭め、品揃えがガチャガチャめ、という、いつもの3点セットだったはず。
それが店内が断捨離されたようなクリーンな見晴らし!!
毒気が中和され、商品数もPOPもあきらかに少なくなっていました。
いつも店内であちこちかかっているはずのMVやBGMも1カ所だけ。
「ここってヴィレヴァンでしたっけ??」と首をかしげました。
シュローダーヘッズ、アリスシャッハと魔法の楽団、マカロニえんぴつ。
そんな素敵な音楽と、ここで出会えたんだけどなあ。
閉店フラグだったらイヤなので、本と雑貨を購入することにしました。
今回買った本はこれです('ω')ノ
「眠れぬ夜はケーキを焼いて」です。
はかなげなイラストと色合いに惹かれました。
落ち込んだときの夜に、焼き菓子を作る筆者様のおはなし。
なんと静謐、しゃれおつ……。
この本にのっている焼き菓子は、パウンドケーキとかスコーンとかどれもこれも美味しそうです。レシピ付きで、手順もかなり丁寧に説明してくれています。そしてお菓子への純粋な愛が凄い。
「ケーキ作りました。美味しかったです。おわり」「ケーキを作れる私に注目して!」とかいう自己満足な内容ではありません。
作者様の自己肯定感はそれほど高くなく、漠然としたむなしさや不安を抱えている夜を感じ取れます。
しかし、逡巡を越え、お菓子を作り、おいしいお菓子が完成する工程は、優しい絵本を読んでいるようでした。その人のこころのありようによって、夜は変わるんだなって。
というか、しんどい夜にお菓子を作るって凄い才能じゃないでしょうか。
あと、お菓子以外のレシピも載っていました。
たとえばたまねぎの一品レシピ。
この工程だけで、めっちゃ美味しいたまねぎができました!
これはありがたいっっ。
余裕ができたら、カフェで本も読みたいですし、家でスコーンとか焼いてみたいですね。今年は有言実行したいのですが……どうなるでしょうか~。