「はたして今の若者にバトルロワイヤルの力が伝わるだろうか?」
「急にバトルロワイヤルのことを思い出しました」
私事ですが秋からはまっていた「ファイアーエムブレム風花雪月」をクリアしました。
このゲームは前半は青春もの学園ゲームなのですが、後半は仲の良かった3クラスで殺しあうんですよねー( ;∀;)
可愛い顔した青年がやばそうな弓もっておとなしい女子を追いかけまわすとか、
馬に乗った青年があろうことか一番の理解者でいてくれたろう女子に襲いかかるとか。
胸が痛む……( ;∀;)
なんとか彼らと戦わないですむよう雲隠れしても、彼らはそれでも戦いを挑んでくるand別のキャラに殺されてしまう……。
しかも戦場の真ん中で火に囲まれて死ぬ女子とかもいる……。
なんですかこれ。
ここはバトルロワイヤルですかと。
?
バトルロワイヤル……?
ああ、バトルロワイヤル……。
す~~っかり忘れていたけど ……名作だったなぁ( ;∀;)
せっかく思い出したので、ちょっとここで語らせてください(笑)
バトルロワイヤルとは
「中学生のクラスメートたちが最後の1人になるまで殺し合う」
そりゃ良識あるみなさんから批判浴びますよね。
原作は高見広春氏の青春小説であり、2000年に映画化され(深作欣二監督)一世風靡しました。
「主人公の七原秋也君は中学3年生です。
彼は日本とよく似た国で暮らしています。
しかし、この国は恐怖政治に支配されており、プログラムと称する殺人ゲームがまかり通っているのです。
そして、七原君のクラスがゲームに選ばれ、クラスメイト共々離島に連れて行かれるのでした。
最後のひとりになるまで殺し合わなければならないゲームの結末は?」
残酷描写があるため映画版はR指定です。
ユーチューブでも年齢認証が必要かもしれません。
(小説、映画版の他に漫画版もありますが一番表現がえぐいです。なのに一番手に取りやすい……)
バトルロワイヤルの評価
エキセントリックな世界観
たとえば映画版では、殺人ゲームのオリエンテーションが動画で流れます。
おねーさんがやたらハイテンションに説明してくれます。
ものすごく不気味です(;^ω^)
名曲のヴェルディの『レクイエム』とかG線上のアリアが惜しみなく流れ畳みかけます。
わたしたちを面白がらせたいのか?
映像美で酔わせるのか?
少しエヴァの雰囲気がある、エンタメ性が高い映画です。
クラスメイトたちの想い
恐怖に怯える者。常軌を逸した者。寄り添う者。あがなう者。疑心暗鬼になる者。
「メインキャラクター以外死ぬんやろ~?」
わかりきってても目が離せません。
小説版では映画版よりキャラクターに感情移入ができるのでしんみりしました。
わたしのおすすめは、千草貴子が神様に祈るシーンです。
そんな中でも光る相馬光子
女子生徒、相馬光子は「奪う側に回って生きていく」を信条に、積極的に殺人ゲームに参加する悪い女です。光子、もうすげー悪い女です!
映画版では柴咲コウが演じました。
漫画版ではさらに妖艶になって風〇嬢なのですが、原作の相馬光子はかわいい天使のような外見です。
たぶん、かのエリカ様とか蒼井優ぽいかなと。
光子がなぜ、悪い女なのかは小説版の最後に語られます。
淡々とした文章がブスブス心を刺してきますよ。
キタノの存在感
映画版のみ登場する先生です。
言動はおっかないです。無表情でおどけるのでよけい怖いです。
しかしキタノはサイコパスではありません。実は「善人」なはずもありません。
ひとりの大人で、「人間」です。
ビートたけしが演じていますが、はまり役だと思います!
キタノにはとある願いがありますが、あなた様は気づけますか?
おわりに
映画版の舞台は、崩壊した近未来日本であり、権威の復活、が色濃く表現されています。
当時はミニスカとルーズソックスのいでたちのコギャルというド派手な女子高生やチーマーがいっぱいしました。完全に大人をなめてました。
幸いにも今の若い子は攻撃的がなく、優しいです('ω')ノ
ただ、贅沢ながら、バトルロワイヤルの感覚が彼らに響くのかと少し気になります。
「残酷描写ばかりでなにを伝えたいのかわかんなかった~!」
っていう子が出てくるような気がする(;^ω^)
う~んどうだろう……(;^ω^)
15歳と35歳くらいに観るのがおすすめですけどね~。
まとめになりますが、バトルロワイヤルは残酷です。
「そんな残酷を楽しむなんて自分は冷酷だ!!」だと思うかもしれません。
でも同時に暖かいものだって心に残るはず。
小説版は長編ですがものすごく読みやすいので、機会があれば手にとってみてくださいね(*'▽')
●最後まで読んでくださってありがとうございます。
●近況日記
忙しいって言葉を使いたくないけれど、12月ほんとに忙しいです。
とりあえず1個ずつやれることをやろうと思います(;^ω^)
それでは今週もがんばっていきましょう!
いちごとうふ:ふじいかふみ