「売れているゲームなんてほんの一握り」
ゲームは面白い
9月にゲームの祭典、東京ゲームショウに行ってきました。
昔ほどゲームをやらなくなっても、
ここに来ると、「わたしゲーム好きなんやなー」とはしゃぎたくなります。
ゲーム系専門学校のブースとか楽しいですね。
寡黙な学生さんが多いけど、ゲームを作るなんて本当にかっこいいんだから。
しかし、ドラクエとかモンストなど、国民的ゲームにならない限りは、ゲームソフトが一般人の目にとまることはまずありません……( ;∀;)
面白いゲームなんて星空のようにいっぱいあるのに。
今回は、「ストーリー」性が一番素晴らしいけれど全然知られなかった、とあるレトロゲームをご紹介しましょう!
と、その前に
レトロゲームデビューをしてみたいけど、どれをやろうか困っている方に、
わたしのおすすめゲームをのせてみました。
RPGに絞り、スーパーファミコン限定にさせていただきましたが、どれも代表的なゲームなので入手しやすいと思います。
性格に癖のない方⇒クロノトリガー、ファイナルファンタジー5、ドラクエ5(王道)
性格が尖っている方⇒ライブアライブ(このストーリーに心痛まんヤツおらんやろ)
チルドレン⇒マザー2(大人になったら意味がわかるよ)
バズー!魔法世界 というゲームがありました
はい、ストーリーがいいやつといえばコレです!
クリアした人にストーリー満足度調査をしたら、99%はとれるでしょう。
このゲームは、93年にスーパーファミコンで発売されました。
一流の魔道士を目指して修行する若者のお話です。
ホグワーツ魔法魔術学校じゃないけど、魔法学校の生徒さんなのですよっっ('ω')ノ
一見、学園風ファンタジーRPGですね。
しかし、だんだんと、地下の民(ベラニード族)とかいうヒールが出てきて、空気が変わります。貴志祐介の小説「新世界より」モードに突入します。
そう。この魔法世界には大きな真相があります。
ただ、この真相は単純ではありません。
または、薄々わかっていながら、気づきたくないと思うかもしれません。
……この魔法世界の結末は?
ただ、わたしはこのゲームを紹介はするけどプレイは勧めません(笑)
プレイを勧めない理由
ストーリー以外は、「苦」しかないからです。
ゲームバランスが破綻しています。
無駄、不条理、しんどい、だるい、つらい、ひどい。
粗削りの時間泥棒のクソゲーです。
今時こんなもん発売したら大炎上です。
ただ、制作会社も本当に苦しかったようで、
制作期間中に担当プログラマーは失踪しました。
会社は、「バズー!魔法世界」発売の翌日に、不渡りを出して倒産しました。
それでもストーリーは良い
ゲームバランスがろくでもない。当然課金制ではないので、快適さ0のまま。
しかし、ある時を境に、そんなろくでもなさが「こんなもんだ」と思うようになります。
また、登場人物のエルフの王様が、道中で主人公にめっちゃエエこと言います。
おそらく言いたいこともあったろうし、過酷であったろうこの会社の人たちは、いったいどんな気持ちでこのゲームを作り、このセリフに何を感じるんだと思うと、よりこみあげます。
何回も重ねて恐縮ですが、素晴らしいストーリーです。
これでもかというくらい人間のサガを突きつけられますよ。
このゲームは特殊なので、手にとってくれとはよう言いませんが、
ゲームに関心を持っていただけたら嬉しいです☆☆
●近況日記
ゲームは今、ファイアーエムブレム風花雪月にはまってます。
学園もので主人公は先生なんですけど、ナルシスト、筋肉ばか、生意気と思っていた生徒たちが、今ではもうすごく可愛いんですよ。
3クラスの学級を選べるんですけど、もうこのクラスでしかプレイできません~。
それでは今週もがんばっていきましょう!
いちごとうふ:ふじいかふみ