いちごとうふとらっく

昭和と平成が抜けないアラフォーのブログ。更年期な日々をつぶやいたり、好きなことを語ったり。

ヴィレヴァン本店に行った話

4がつ 10にち FF7リメイクがはつばいされた 日です。

きょうもいちにち おつかれさまでした。

たんじょうびのかた おめでとうございます( *´艸`)

 

自覚していませんでしたが、私はヴィレヴァン愛が強いようです。

ヴィレヴァンは あなただけの楽しみ方がある」

思えば出会いは京都。

真正サブカル女子に連れていってもらえたこともあり、大感動。

 

地元大阪店が藤子不二雄コーナーに力を入れていて、よく行きました。

一人暮らしをした記念にドラえもんのコロコロクリーナーを買ったことや、藤子不二雄大全集を手にとれたことも良い思い出です。

↑内容はけっこうハードです。

 

独自の楽しみを追求してきましたが、おばさんになるにつれ心境の変化が起こりました。

「なんか面白くなくなった~」「ヴィレヴァン前のほうがよかった~」などと、勝手なことを言いだすようになり、ヴィレヴァンと袂を分かつことになりました。

 

しかし、今年、たまたま長期研修がはいり、たまたま朝のタリーズでのモーニングタイムが気に入り、たまたまヴィレヴァン創始者菊地敬一氏の本がうちに転がっていたことから、毎日タリーズで読書に明け暮れました。

あ、やっぱりヴィレヴァンって素敵な店じゃないかと。

↑一か月かけて熟読(笑)

 

そして、はじまりのばしょ、愛知県にある本店に行きたくなって、この春友人を誘って行ってきました。

(Sちゃんいつもありがとう)

「本店と他店の違い」

本店は国道153号線の道路沿いに、特に主張することなく建っていました。

 

愛知県名古屋市天白区植田西1-515

最寄り駅から徒歩10分越え。歩きました。

(Sちゃん、ほんとごめん)

 

駐車場はかなり広め。

その日は強風で、ドアがガタガタ揺れていました。

 

印象としては、令和の時代に少し置いていかれているように見えました。

中に入ってみると……😊

まぁ心地よい空気。

 

ヴィレヴァン本店は倉庫なのだけれど、上を見ても前を見ても発見がある。

物の置き方ひとつとっても、従業員さんがこの空間を大切にしているということがわかりました。

時代に置いていかれたとかいってごめんなさい。

レトロ、ノスタルジック、ゴシック、どんな言葉もあてはまらない、品格を感じます。

ジャズが好きな菊地氏。ヴィレッジ・ヴァンガードの由来はニューヨークのジャズクラブのようで。

 

ーせっかく作った夢のような空間を大事に育てていこうー

 

創始者の菊地氏と奥様の言葉が、そこにありました。

「実は書店です」

ヴィレヴァンって本屋さんなんですか? 

先日20代の女性にヴィレヴァン好きを打ち明けた際にけっこう驚かれましたが、ヴィレヴァンのベースは本屋です。

創業者の菊地さんはジャズ好きな読書家であり、書店できちんとノウハウを学んだ方です。

 

本店は、本の置き方が素敵だと思いました。見たことない本がいっぱい!

ウミガメのスープの本とか、星新一のコミック本とかきれいに置いてあって、在りし日の自分を思い出させ、脳を揺らします。

 

POPよき。音楽よき。

画像良き。そっと置かれている本良き。

要は空間が好きですね。

 

バイク全然興味ないのに立ち止まってしまう。

 

Sちゃんを置いてけぼりにしてしまいそうな好奇心で、店内を見て回ります。

しかし、友人としゃべりながら歩く感覚はかけがえがない。

こんな日々はありそうで、あまりないから。

 

記念に菊地君の本屋を買いました。

本を手に取ると、空間が一気にさびしくなってしまって、ちょっと罪悪感。

本は入り口近くの目立つ場所に置いてあって、創業者への敬意を感じます。

帰りの電車で読むと、ダメ人間がわちゃわちゃしている話ではなくて、本屋の経営について詳しく書かれていて、学びのある書籍でした。

菊地君の本屋

菊地君の本屋

Amazon

「ガチャガチャと現実」

店を出ると、春風とか言ってられない突風。体勢保持困難。

 

しかし、趣味は多少違えど同じ価値観をもつ私とSちゃん。

記念におそろいでガチャガチャでもしましょう、とガチャガチャにトライ。

 

……ん?

 

100円玉が投入口で固まって動かない。

 

……抜けないね。

 

……。

 

……さ、店長呼ぼうか。

 

店員さんに鍵をあけてもらい、無事にガチャ作動しました!

襤褸くてすみません」と、店員さんは申し訳なさそうにしていました。

 

ーーいいえ店員さん。

こんな貴重な体験ができるのは、ヴィレヴァン本店だけだと思います。

 

よく見たらガチャボックスは、ひどく錆びついている。

一体何十年働いてきたらこんな感じになるのだろう。

そしてまだしばらくはここに佇むのだろう。

それが、とても尊かった。

 

私は、こんな無意味な感受性を大切にしたいと思うのです。

※Sちゃんとおそろいのものが当たりました😃

 

 
お読みいただき有難うございました!
 

競馬のおはなし①上村洋行調教師

4がつ 4 にち しあわせ の日です。

きょうもいちにち おつかれさまでした。

たんじょうびのかた おめでとうございます( *´艸`)

 

今回はGI大阪杯を制した、上村調教師のお話。

「はじまりは競馬ゲームから」

上村調教師を知ったきっかけは、ウイニングポストという競馬ゲーム

当時小学生だった私はその競馬ゲームの中で騎手という存在を知りました。

当時は外国人騎手が来日することも珍しかった時代。JRAの新時代を迎えるかのように、20歳前半の若い騎手たちが活躍する面白い時代でした。

「第一印象は、茶髪・きのこ頭・きつね目」

私が最初に応援した騎手は、当時22歳だった上村洋行(うえむらひろゆき)騎手です。

(個人的イメージです)

 

ふわんとした茶髪に鋭いきつね目。ただ笑顔が親しみやすく、怖い印象はなかったです。

「ヤンキーじゃないけどやんちゃ系」といったところでしょうか。

向上心は高く、若くしてアイルランドまで武者修行に行くような騎手でした。

サイレンススズカ

無事に修行を終えると(競馬雑誌の対談によると、そうとう辛かったようです)、サイレンススズカと出会います。

サイレンススズカの才能を秒で見抜いた上村騎手。大長編小説前中後編3冊分かくや、月にタッチできるような情熱で主戦騎手を務めました。サイレンススズカを正統派の名馬にしようと彼と向き合っていました。

サイレンススズカは正統派の馬とかけ離れてます。

結論をいえば、主戦交代の運びに。自然な感じで武豊騎手が主戦を務め、「騎手が押さえず大逃げするスタイル」が結果に繋がり大活躍。サイレンススズカ武豊は伝説のコンビとなりました。

「GI制覇」

その後、目の病気を患ってしまい、そこまで騎乗数に恵まれることはありませんでした。しかしあきらめずに騎手生活を続け、スリープレスナイトスプリンターズSを制し、念願のGIジョッキーになったのです。

プライベートでは、「この人と結婚したら幸せになれる」と断言する相手とご結婚され、のちに開設したブログ上ではどうみても幸せそうで、いいお父さんで、ほのぼのしていました。

 

「調教師デビュー」

2019年の春に調教師になりました。

久しぶりに写真で拝見した上村騎手、もとい師の姿は……、

 

賢そう!!

 

あのやんちゃで、行動的で、まっすぐな想いでサイレンススズカを心底愛していたあの上村騎手って……こんなお顔でしたか!?(本当にすみません)

 

「調教師としてもGI制覇」

さらに季節は流れて、順調に経験を積んでいって。

2023年日本ダービーベラジオペラとともに参戦。

いつかサイレンススズカと夢を掴みかけた舞台で4着に。

翌年2024年、GI大阪杯にて同馬で勝利をつかみました。

 

鈍色の空の下で、ウィナーズサークルに向かう後ろ姿に、必死で生きてきた人だけがまとう美しさを見ました。

思えばサイレンススズカの手綱を掴んでいたころ。

おそらく、サイレンススズカの能力を信じ、能力をどうしたら引き出せるかを日々考えていたはずです。その時間も情熱も苦しみも私たちの想像を超えるはずです。

そんな日々こそが、上村調教師の資質を引き出して、今に繋げているかと思うと、この世界は、素晴らしいと思います。

 

「上村調教師の名言」

 

最後に、上村調教師の騎手時代のブログを抜粋いたします。

私の語彙力では言葉の価値を下げるだけなので、感想は書かないでおこうと思います。

 

ある日のブログ:

「角田厩舎の馬が実際にトレセンで走ってるのを見て、




仲良くさせてもらっていた「角田君」が、いよいよ本当に




「角田先生」になるんやなあと実感した今日このごろ笑




僕もいつか角田先生みたいに調教師になりたいし、




なるつもりなんだけど、そのためには、




この数年のうちに、勉強始めなアカンなあ…




ちゃんと、できるやろか……」

 

ある日のブログその2:

「このたび、JRAの調教師試験に合格しました!

現役時代から通算して5回目の挑戦で、やっと合格することができました。長かった・・・。


調教師になるという目標を現実にするため、現役を引退してからというものの、調教の合間に厩舎で勉強、家に帰ってからも勉強の日々。

毎日、8時間ぐらいはペンを持ってたんじゃないかなあ。

それでもなかなか受からず、5回目で初めて一次を突破してからというものの、今度は二次で落ちたら意味がないというプレッシャーが出てきて。

さっき、嫁さんからJRAのホームページに合格発表が出てると聞いて、ドキドキしながら名前があるのを確認しました。

ホンマ、良かったわあ・・・。」

 

 
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東京メトロスタンプラリーを終えて

3がつ 17 にち わたしのおもいで の日です。

きょうもいちにち おつかれさまでした。

たんじょうびのかた おめでとうございます( *´艸`)

 

終わりました。

終わりましたー!

 

なにがって?

 

東京メトロ全駅スタンプラリーを無事に制覇しました!

 

東京メトロ全駅スタンプラリー

↑リンク先

 

鉄子でもなくても、東京在住じゃなくても、制覇できました。

 

「リュックを背負った通学する学生」の写真

 

スタンプラリーについての感想をダラダラ書くとまとまらないので、

感想や主張を77個の箇条書きにしていきたいと思います!!

 

では、まず総括5点。

 

144駅多い

②疲れる

③達成できそうになくて、気分がなえる

④地下ばっかりもぐって、気分がなえる

東京メトロ24時間券が必須

 

これだけでじゅうぶん言いたいこと言えましたが、続けていきます!

 

⑥夏は直射日光を浴びなくてありがたいが蒸し暑い。冬は寒い

⑦スタンプラリー設置場所が遠かったりわかりにくかったときは、なぜそこに貼ったんだと駅員に対してイラッとする

掲示されたポスターのQRコードを読みとるデジタルスタンプラリーなんだから、ひとつの駅に1枚ではなくじゃんじゃんポスター貼ってほしい

⑨特に改札内と改札外に1枚ずつ貼ってほしい

⑩改札外に貼ってある場合、改札をうろちょろすることになるので人目が気になる

代々木上原駅など駅ポスターが掲示されてない駅がある(一つ前の駅に掲示される)

⑫↑うっかり行ってしまい、とっても腹立たしくなる

⑬とにかく歩く

⑭ヒールで参加した自分をアホだと思う

⑮足にマメができた

⑯靴下に穴があいた

⑰ホームのベンチを増やしてください

 

え、書けば書くほど悪口しかない……(;^ω^)

自分がやりたくてやったはずなのに、サイテーですね。

 

⑱当初はスタンプラリーで訪れた駅の観光をするんだとわくわくしていた

⑲訪れた駅の歴史も学べるなんてなんてすてきな企画だと絶賛した

⑳実際、好きな場所を見つけた

㉑駅や各路線に工夫や特徴があることを知った

㉒しかし、144駅分の観光なんかしてたら終わらないことに気づく

㉓駅名を覚えては忘れていく

㉔やってるうちに歴史など興味がなくなる

㉕目が○ぬ

 

あ、また、ダメな方向に……。いかんいかん。

 

㉖学習し、スニーカーとリュックで行動するようになる

㉗やればやるほどスタンプラリー設置場所をたやすく見つけられるようになる

駅事務室という存在に気づく

㉙駅事務室のマークを覚える

地上駅がわりとあることを知る

㉛光の大切さと色味の美しさに気付く

㉜でもメトロって地下鉄じゃなかったの? とつっこみをいれる

㉝待ち時間退屈

㉞だけど、しょっちゅう電車が来るからメトロってすごいと思う

㉟比較的座れる。良

㊱電波も快適。良

㊲人間観察をする

㊳奇抜な服装のおじさまに同日別の駅で再会したときはびびる

㊴駅の発車チャイムに趣きを感じるようになる

上野駅森山直太朗さくらのメロディは普通に泣ける

国会議事堂前駅の「希望をのせて」というメロディーがかわいくて励まされる

 

ちなみに我が大阪の大阪城公園法螺貝です。戦か。

明智光秀の似顔絵イラスト

 

東西線のホームが全体的に廃墟感。すき

㊸一方地上駅になると横浜やディズニー感を感じる

南北線は平成のSF感って感じがする。すき

虎ノ門ヒルズ虎ノ門、銀座が飛びぬけて垢抜けている

㊻土日の霞が関らへんは人がいない

㊼だだっぴろい空間を独り占めできたような気がして楽しい

㊽スタンプラリー同志に出会えない

㊾駅ポスターの前で待ち合わせとかで直立不動な善良な市民を邪魔者扱いしてしまう

㊿丸の内線は、荻窪方面と方南町方面の分岐あり。行くのが大変

 

51~ラストまで一挙紹介!

 

51  千代田線は北綾瀬に行くのがもっと大変

52 もはやスタンプラリーというか修行だ

53 一番恐い体験は浦安駅かどっかの駅のQRコードが読み取れなかったこと

54 やり直したり、再起動したり、GPS情報取得、位置の確認したりして抗う

55 膝が痛いとき、階段の上り下り過酷

56 大変なことばかりだったのに、達成賞がしょぼい

57 かなりの時間を144駅に捧げたのに。。。

58 各路線を達成するともらえるデジタル認定証はモチベがあがる

59 認定証はナンバー付き('ω') キリ番を求めるアラフォー。

60 2022年から開始して認定証のNoはまだ5300とかだから、実際にやっている人が少なすぎと知る

61 やっぱり記念品がほしい

62 すべての駅スタンプを集めると東京メトロシークレットツアーに応募できる

63 当たる気しない

64 そういえばこのスタンプリーで何を得たんだろう

65 少しばかりの計画性?

66 少しばかりの路線図の把握?

67 少しばかりの根性?

68 いずれにしてもタイパ悪い(笑)

69 普通に東京観光したかった(笑)

70 メトロ縛りのためJRに乗りたくなる

71 主催者の東京メトロはこのイベント忘れてないかと不安になる

72 だけど、自分が魔界塔士SAGAの地下鉄が大好きだったことを思い出す

73 東京メトロのCMも好きだった

74 まあだからこんなことしているんだと思う

75 思えば、序盤はわくわく、中盤は苦しく、終盤は手慣れてくるこのスタンプラリー……

76 最後までやり遂げて、よかったです

77 ちなみに最後まで達成したときは、そんなに感動はしませんでした(笑)

 

というわけでおしまい!

 

 

 
お読みいただき有難うございました!
 

眠れぬ夜はケーキを焼いて

3がつ 5 にち さんご の日です。

きょうもいちにち おつかれさまでした。

たんじょうびのかた おめでとうございます( *´艸`)

 

久々に市内のヴィレッジヴァンガードに行きました。

私がヴィレヴァン好きになったのは20代の頃。暗くてダサい自分に一時の夢を見させてくれるような、想像力を刺激するお店だったから。

 

「バラに包まれる女性(フォトモンタージュ)」の写真[モデル:緋真煉]

 

しかし、今回、入店直後から違和感が……。

 

ドラえもんコーナー目当てによく通っていたヴィレヴァンは、照明暗め、通路狭め、品揃えがガチャガチャめ、という、いつもの3点セットだったはず。

それが店内が断捨離されたようなクリーンな見晴らし!!

毒気が中和され、商品数もPOPもあきらかに少なくなっていました。

いつも店内であちこちかかっているはずのMVやBGMも1カ所だけ。

「ここってヴィレヴァンでしたっけ??」と首をかしげました。

 

シュローダーヘッズアリスシャッハと魔法の楽団マカロニえんぴつ

そんな素敵な音楽と、ここで出会えたんだけどなあ。

 

閉店フラグだったらイヤなので、本と雑貨を購入することにしました。

 

今回買った本はこれです('ω')ノ

「眠れぬ夜はケーキを焼いて」です。

はかなげなイラストと色合いに惹かれました。

 

落ち込んだときの夜に、焼き菓子を作る筆者様のおはなし。

 

なんと静謐、しゃれおつ……。

 

この本にのっている焼き菓子は、パウンドケーキとかスコーンとかどれもこれも美味しそうです。レシピ付きで、手順もかなり丁寧に説明してくれています。そしてお菓子への純粋な愛が凄い。

「ケーキ作りました。美味しかったです。おわり」「ケーキを作れる私に注目して!」とかいう自己満足な内容ではありません。

作者様の自己肯定感はそれほど高くなく、漠然としたむなしさや不安を抱えている夜を感じ取れます。

しかし、逡巡を越え、お菓子を作り、おいしいお菓子が完成する工程は、優しい絵本を読んでいるようでした。その人のこころのありようによって、夜は変わるんだなって。

というか、しんどい夜にお菓子を作るって凄い才能じゃないでしょうか。

 

あと、お菓子以外のレシピも載っていました。

たとえばたまねぎの一品レシピ。

 

◆たまねぎチン◆①たまねぎ半玉をざっくり4等分に切る。②耐熱容器に入れてラップに包んでレンジでチン。③オリーブ油とあらびきこしょうをかける。

 

この工程だけで、めっちゃ美味しいたまねぎができました!

これはありがたいっっ。

 

 

余裕ができたら、カフェで本も読みたいですし、家でスコーンとか焼いてみたいですね。今年は有言実行したいのですが……どうなるでしょうか~。

 

 
お読みいただき有難うございました!
 

競馬のお話。きみと日本ダービーに行けたら

2がつ 20にち  歌舞伎 の日です。

きょうもいちにち おつかれさまでした。

たんじょうびのかた おめでとうございます( *´艸`)

 

今日は競馬のお話を。

 

2月。卒業シーズンを迎え、競馬学校も卒業式が行われました。春から、女性騎手がまたひとりデビューします。

大江原比呂(おおえはら ひろ)さんという可愛い系の女の子です。1年遅れての卒業となりましたが、そのぶん強い想いを秘めているはず。その想いを力にして活躍してほしいと思います。

競馬の騎手のイラスト(女性)

 

そして2月といえば、春の3歳クラシックに向けて、芽が出る頃です。

若駒たちが走るレース戦では、これからの馬たちの姿が。

 

 

きさらぎ賞というレースで、ウォーターリヒトという馬を知りました。

調教師は河内洋

私は、少しノスタルジーな気持ちになりました。

河内調教師は、来年、定年を迎えます。

河内調教師は、昭和生まれの競馬ファンなら誰でも知っている有名な騎手です。

通算勝利2140勝。G124勝。難しい牝馬をたやすく乗りこなし、優れた競馬技術を持つ騎手でした。

人格者としても知られています。パワハラの概念のない時代に人格者であることは、中々できないことです。

2000年、名馬アグネスフライトダービージョッキーになったときは、競馬場は祝福の嵐に包まれました。

競馬の観戦のイラスト

調教師となってからも、馬と人を大切にされてきました。

ただ、管理馬を日本ダービーに出走させたことはありませんでした。

きさらぎ賞ビザンチンドリームという強そうな馬がでんと構えています。

ウォーターリヒトは10番人気。

 

ーーあ、これは無理だわ。来るわけないわ。

 

私は持ち前の圧倒的冷たさで忘れることにしました。

 

ーーでも河内さんにとっては、ウォーターリヒトは最後の希望の光なんやろうなぁ。ここで賞金を加算して、ダービーに出たいはず……でも、さすがにねぇ。

 

もやもやが残る中、なんとなくいつもお世話になっている、netkeibaさんの掲示板を眺めてみました。

この掲示板はコンプラに寛大なので気分がスッキリするし、馬の状況がわかりやすいため、私はけっこう目を通します。

ウォーターリヒトの掲示板の中で、とあるコメントが自分の目に飛び込みました。

 

「河内の夢なら のるしかないやろ」

 

ーーそうだ。

私は別に、大きな基盤がある牧場で生まれ、外厩制度で強くなって、絶大な腕のある騎手がいつも確保されていて、輝かしい成績をおさめる、そんな馬を応援したいわけじゃない。

私は、もっと自由に、好きな形で、競馬を楽しみたいんだ。

ウォーターリヒトと河内調教師の夢を応援したら、きっと楽しいじゃないか。ダービーにでられたら。

 

で、そのきさらぎ賞の結果がどうなったかというと、彼、2着まで来たんですよ!!

もう鞍上の幸騎手が物凄い技術と強気な騎乗でした。

最後の直線になる前に、外から馬群の内に突っ込んでいました。その結果、コーナーワークの短縮に繋がり、ウォーターリヒトの末脚を活かすことができたのです。

でもなぜ、こんなリスクのある行動を?

それは、幸騎手が、過去3戦この馬の手綱をにぎり、末脚があると知っていたから。

その力を信じていたから。本気で勝利を目指しているから。

 

一方のウォーターリヒトは物凄い勝負根性を見せました。

今、自分はなにをするべきか、自分の役割に気づいているかのようでした。

周りの馬をハナ差、クビ差で制しましたが、おそらく大外のビザンチンドリームに気がつかずハナ差で差されてしまったのです……。

 

ちなみに馬券は外しました。一着買ってない(笑)

 

ウォーターリヒトの次回の予定は、現在、3月17日の中山行われるスプリングカップの予定です。河内調教師のダービー出走への夢の軌跡を見たいので、現地に行こうかと考えています。

 

それぞれの楽しみ方を見つけて、競馬を楽しむ方が増えることを願っております。

お読みいただき、ありがとうございました!

 

ではまたね!

時をかけるゆとりという人生譚

2がつ6にち ぶろぐの日です。

きょうもいちにち おつかれさまでした。

たんじょうびのかた おめでとうございます( *´艸`)

 

前回の記事で推してた菊地氏の本は熟読してしまったので、

 

朝の読書は、朝井リョウ氏のエッセイに引き継がれました。

 

 

時をかけるゆとりは、朝井リョウさんが大学生~社会人になりたてのころの日々を書いたエッセイです。

 

朝井リョウさんは、「何者」で、最年少で直木賞を受賞された実力作家。

作風は自分が正しいと思っている人が、「物語の終盤で痛いところつかれて心がグサグサになる」パターンが多いです。(個人的な感想です)

 

本を手に取ってみたとき、

ーーあんな繊細で俯瞰的に物事を見られる作者のエッセイなんて、どんな鋭い棘が潜んでいるかわからん! と警戒していました。

 

だけど、ぱらっと頁をめくると、妙に楽し気な文章がならんでる。

ーーいつもの朝井さんっぽさがない。え、朝井さんってほんとは面白い人だったの? 

そうなんです、本書「時をかけるゆとり」のポイントを3つ挙げますと、

 

脱力感!

 

青春!

 

笑!

 

なのです。

 

「自転車で東京から京都まで行く話」とか、「黒タイツおじさんにからまれたけど、一時間弱話し相手になる話」とか「美容室でシステムエンジニアになりすます話」とか、エピソード自体もなにそれーですが、ご本人がそんな瞬間を愛しく思っていそうなので、非常に面白いんですね。

攻撃性もない闇もないおかしみの日々。

担当編集者によると、タイトルの意味は、「ゆとり世代の著者が子どものころから今にいたるまで、変わりばえせず、馬鹿馬鹿しく可笑しい日常をすごしている、というニュアンス」らしいです。

勝手ながら添削させていただくと、

ゆとり世代スペックの高い著者が子どものころから今にいたるまで、変わりばえせず、馬鹿馬鹿しく可笑しい勝ち組の日常をすごしている、というニュアンス」で良いと思われます。

朝井氏は幼少期から文章をたしなみ、高校時代はバレー部で体育祭の団長。W大学ではダンスサークル所属。イケてる友人や女子に囲まれ、ベンチャー企業でアルバイト、仲間とあちこち旅行に行き……雲の上の存在すぎて妬むこともできない、です。ご本人がリア充を自慢する気がないので特に。森見登美彦氏の作品の主人公と対談してほしい。

そんな人生無敵やろ、と思う朝井さんですが、エッセイの中に、人の心に残る言葉がさらっと書かれたり。一例をあげると、

 

ーー作家という一見なんでもできそうなまやかしの肩書きのみで生きている自分を私は認められない。

 

とか。朝井、性格も雲の上だってよ。

 

 

気軽に読める作品なので、どの年代の方にもお勧めいたします。

お読みいただき、ありがとうございました!

 

ではまたね!

ヴィレッジ・ヴァンガードで休日を

1月28日 コピーライターの日です。

今日も一日 おつかれさまでした。

 

ただいま、出向中です。

環境が変わり、とても充実しています!

「おしゃれなカットレモン」の写真

気持ちに余裕があるので、朝のメイクに時間をかけられるようになりました。

お気に入りのカフェで、モーニングコーヒーを注文。

仕事終わりは駅ナカで、洋服やアクセサリーなど、ウインドウショッピングを楽しんでいます。美味しいパン屋さんも見つけました。

 

 

⇒ここからは現実。

朝のメイクに時間をかけるため、部屋が薄汚れています。

モーニングコーヒー飲み続けた結果、胃がやられました。

購入したネックレスは早くも紛失、欲望に任せてハイカロリーの食物を摂取した結果、体重増加しました。

「何言ってんだこいつ(猫)」の写真

ああ。なんか……楽しいことをしているつもりが自分を演出しているだけだな。

中身が伴っていないしなぁ。

 

 

そんな日々の中で、唯一、なにも気にせずただ楽しいと思う時間がありました。

ヴィレッジヴァンガード(以下ヴィレヴァン)の創始者菊地敬一会長が書かれたエッセイ本、ヴィレッジ・ヴァンガードで休日を」を読むことです。

 

 

時代は平成の刻。

ヴィレヴァンが店舗を拡大し、株式上場しようかという一番イケイケだったころに書かれたエッセイで、お店の話あり、名古屋の話あり、家族の話ありと、当時社長だった菊地氏の日常が綴られています。

本に対する想いがド直球に書かれているので、爽やかな気持ちになるんですよね。青春小説といっても過言ではありません。社長はもちろん、奥様や一人娘も魅力的。

野球のイラスト「ヒットを打ったバッター」

 

ヴィレヴァンとは、遊べる本屋をコンセプトにしているサブカル商品を取り扱っている書店で、まぁ「ドンキに毒をまぶして、+オプションで本も追加してみました」というイメージで合っていると思います。

ただ、ヴィレヴァンは昨年の中間決算において、売上は減収、赤字幅が拡大しています。欲しい物=アマゾンで買う。楽しく買い物=ドンキに行く。USA=ウォルマート

そんな圧倒的な存在が確立された令和の時代に、ヴィレヴァンはどう経営をしているか、頭を抱えていることでしょう。

 

ただこの本に書かれた若き頃のヴィレヴァンは、本とジャズを愛し、やりたいことを自由にやるという輝きに満ちており、そういった文章を読むと、こちらも素敵な時間を過ごせますね。

 

時代や自分のマウントに囚われず、自分の本当に好きなことをしたいものですね。

 

 
お読みいただき有難うございました!
 
~後日談~

ヴィレッジヴァンガード本店に行きました('ω')

刺さりました。